2019年度
豪華絢爛、日本一の山車祭りと言われる国指定重要無形民俗文化財及び、ユネスコ無形文化遺産「八戸三社大祭」が、7/31〜8/4の5日間、青森県八戸市において今年も華やかに開催されました。吉田産業グループも唯一の企業山車として参加し、今年で30年目を迎えました。
今年の吉田産業グループの山車題名は『「義経千本桜」妖狐 狐忠信』。山車は、上段には、千年長生きした雄雌の狐の皮で出来た初音の鼓。その鼓にされた狐の子が化けた佐藤忠信(狐忠信)を配置しました。下段には、平知盛・いがみの権太・狐忠信の三人の物語を、山車ならではの形で表現しました。
運行中は大変多くのご声援を頂き、山車審査の結果、おかげさまで「敢闘賞」を頂くことができました。
「令和最初」となる今年の祭りは「八戸市制90周年」の節目に当たる年で、梅雨明け直後の連日の猛暑の中、八戸三社大祭の期間中の入り込み数は107万人と、大盛況のうちに終えることができました。
山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
以下、今年の吉田産業グループの参加の様子、山車の概要をご覧下さい。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2019年度 吉田産業グループの山車のあらまし
山車題名
「義経千本桜」妖狐 狐忠信
題材設定の趣旨
狐親子の情と人間への義理を描く幻想的で愛情に満ちた物語に感動し、今回の題材に設定しました。
主役
狐忠信
山車概要(場面説明)
人形浄瑠璃や歌舞伎などで演じられ、人気を博している義経千本桜。
源平合戦後の源義経の都落ちをきっかけに、実は生き延びていた平家の武将たちと、それを取り巻く人々を描いた作品となっています。
山車上段には、千年長生きした雄雌の狐の皮で出来た初音の鼓。その鼓にされた狐の子が化けた佐藤忠信(狐忠信)を配置しました。
下段には、平知盛・いがみの権太・狐忠信の三人の物語を、山車ならではの形で表現しております。
見返しの場面
神泉苑 〜義経・静御前 出会いの場〜
神泉苑での雨乞いの儀式で、義経と舞を舞う白拍子の静が初めて出会う場面。
製作における力点
主役や中央部の狐を一回り大きく製作する事で、迫力ある存在感が出るようにしました。
牡丹や桜を立体的かつ繊細に作成し、細部にこだわりを持って製作しました。