2013年度
豪華絢爛、日本一の山車祭りと言われる国指定重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」が、7/31〜8/4の5日間、青森県八戸市において今年も華やかに開催されました。吉田産業グループも唯一の企業山車として参加し、今年で24年目を迎えました。
吉田産業グループの今年の山車題名は『南部光経 向鶴伝説(なんぶみつつね むかいづるでんせつ)』。山車は上段に光経と夢に出てきた2羽の鶴と九曜星(くようせい)を配置し、下段には流鏑馬(やぶさめ)、着用していた鎧、刃、馬、舞楽を櫛引八幡宮へ奉納している所と月山より家来がお礼を持ち帰る場面を表現しました。
人形の数を減らして一回り大きくし、躍動感が出るように制作したところや、山車各所にある大小さまざまな200枚もある向鶴紋を見どころとし、山車審査の結果、おかげさまで2年連続の「優秀賞」頂くことができました。
今年5月に種差海岸・階上岳地域が三陸復興国立公園に指定されたことを祝い、吉田産業グループの山車の見返しにも「祝 種差海岸・階上岳 三陸復興国立公園指定」とのメッセージを掲げ、他の山車組とともに記念し盛り上がりを見せた中、八戸三社大祭の期間中の入り込み数は88万人と、大盛況のうちに終えることができました。
山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
以下、今年の吉田産業グループの参加の様子、山車の概要をご覧下さい。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2013年度 吉田産業グループの山車のあらまし
山車題名
南部光経 向鶴伝説(なんぶみつつね むかいづるでんせつ)
山車概要(場面説明)
向鶴伝説は、南部光経が秋田へ出陣した際、苦戦をしいられ、月山へ家来をつかわして戦勝を祈願すると、光経は、2羽の鶴と九曜星(くようせい)が懐に入る夢を見る。これをきっかけに戦い勝利をおさめ以後、対い鶴に九曜を家紋として用いるようになったという伝説。山車は上段に光経と夢に出てきた2羽の鶴と九曜星を配置し、下段には流鏑馬(やぶさめ)、着用していた鎧、刃、馬、舞楽を櫛引八幡宮へ奉納している所と月山より家来がお礼を持ち帰る場面を制作した。
見返しの場面
昨年の題材「蕪嶋神社縁起」の見どころを凝縮
製作における力点
回転部と中央部に配置された3頭の馬